長江客船転覆事故の捜索・救助指揮部によると、2日12時45分までに12人が救助され、5人の遺体が見つかったことがわかった。救援作業は現在も急速に進められている。
2日午前、空挺兵某ヘリコプター団の3機のヘリコプターと空軍航空兵某師団の1機のIl-76が現場状況を把握するために湖北省監利県の関連区域に向かった。救援作業の必要に応じ、空軍は現地で任務に当たる2機のヘリコプターを北京から向かわせた。また、武漢では3機のヘリコプターが待機しているという。
海軍は北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊、海軍工程大学から徴集した潜水隊員による140人規模の救援チームを結成。隊員は救援装備を持って湖北省監利県に早急に向かい、客船「東方之星」に乗っていた行方不明者の捜索に当たっている。
湖北陸軍予備役舟橋団は40人超の兵士を出動させ、突撃ボート9隻、船外機9台を提供し、監利県人民武装部は300人規模の民兵による緊急対応チームを派遣。荊州軍区は兵士と民兵予備役を1400人、湖北省軍区舟橋旅団は100人超の兵士と突撃ボート18隻、救助ボート2隻、救急器材を提供し、事故現場と長江沿岸で救助に当たっている。武装警察湖北総隊は武漢、荊州、宜昌支隊から事故現場で救助作業や周辺の警戒などを行うための兵士1000人超、突撃ボート40隻を徴集した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月2日