中国南西地区で最も歴史が古く、規模が大きく保存状態が良好な土司城の1つで、南宋の宝祐5年(1257年)に建造された貴州省播州海竜屯遺跡が4日、湖南省永順老司城遺跡、湖北唐崖土司城遺跡とともに第39回世界遺産委員会で『世界遺産リスト』に入れられることが決まった。これにより、700年以上眠っていたこの土司城遺跡が世界から注目を集めている。3日午前、記者は車で遵義市匯川区高坪鎮にある海竜屯村を訪れ、山の中にたたずみ、東南北が断崖絶壁になっているこの昔の軍の城を探した。地勢が険しいことから、『明史』には「飛ぶ鳥や跳ねる猿も超えられない」と記されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月6日