多くの国と地域において、ネズミは有害な動物とされている。ところが、イギリスの『デイリー・メール』の12月15日の報道によると、インドのラジャスタンにあるカルニマタ寺院は、構内にいる約2万匹のネズミを保護し崇めていることで有名になった。
この寺院には、ネズミを踏んだ人、または殺した人は金製か銀製のネズミの像を購入し寺院内に置くという罰則規定がある。インドの民間には、人が生まれたときネズミの形をしていたという言い伝えがある。また、寺院には、2万匹のネズミは昔の戦士の生まれ変わりだという説があり、参拝客がネズミに危害を加えることが禁止された。そのほか、2万匹いるネズミの中でシロネズミは特に崇められ、最も神聖なネズミだとされている。
参拝客がネズミに与える食べ物も神聖な物とされ、ネズミにかじられた食べ物であっても敬虔な信者は気にすることなく食べる。
27歳のドイツ人カメラマンのニコラス・エコノモウさんはこのほど、参拝客の足の間を走り回るネズミの写真を撮影した。彼は、「ネズミが自分の足元を走り抜けていったときはさすがに驚いた」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月17日













