2015年、約150万人の難民がヨーロッパ大陸に押し寄せた。ヨーロッパは第二次世界大戦後もっとも深刻な難民危機に陥っている。9月上旬、若干3歳のシリア難民のアイン・アルくんがギリシャに逃げる途中で溺死し、遺体がトルコの海岸で見つかった。彼の死は難民危機の悲劇として世界に伝えられた。メディアを通し、多くの人が難民が家や仕事を捨て、老人や子どもを連れ、命の危険を冒してまで逃げるしかないという苦難に立たされていることを知るようになった。国際移住機関の最新の統計によると、今年に入って3000人以上が不法渡航中に船の沈没により溺死している。難民押し寄せは、受け入れ国の負担増加、テロ情勢の複雑化などの災難を招いている。2015年の難民危機は世界に大きな負担を与えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月24日