伝統的な記念行事「烏鎮水灯会」が2月上旬、浙江省桐郷市の「千年古鎮」烏鎮で盛大に開幕した。鳳凰、ドラゴンボート、青花磁器、申年をテーマとした西遊記物語など、26組の中・大型提灯、数百の彩り豊かな提灯が登場した。提灯の姿は千差万別で、珍しさと美しさを競っている。烏鎮西栅の10キロの水路、遊覧車道の両側に提灯が連なっている。
主催者側の情報によると、このイベントは3月9日まで開かれる。真冬から元宵節まで、美しく華麗な提灯が中国の水の都を照らす。同イベントは「烏鎮灯節」と呼ばれ、かつては「烏鎮夜会」とも呼ばれていた。烏鎮の作業場や店舗は昔、旧暦の新年前になると、灯会の準備で忙しくなった。
新春を控え、さまざまな提灯に火が入れられた。星のように瞬き、灯火が連なる。手に持つ提灯、ぶら下げる提灯、設置する提灯など形はさまざまで、活き活きとしている。昔の烏鎮人は旧暦の1月15日(元宵節)の夜、美しい提灯を鑑賞し元宵節を祝うほか、提灯を手にし集団で橋を渡り、新年の幸福と長寿を願った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月12日