パソコンや携帯電話、Wi-Fiなどは現代人の生活でよく目にするものだが、ここにそれらは存在しない。しかも、ここは欧州の一部である。写真家のアレックス・ロブチウクさんはルーマニアのトランシルヴァニアを訪れた。この辺鄙な地域には100以上の村があるが、中世期の欧州と同じ生活リズムである。写真家は、欧州の辺鄙な地域で伝統的な生活を送る人たちを記録した。
地元の人たちは現代的な科学技術や工業製品を一切使わないのではなく、これらが生活を変えることを拒んでいる。伝統的な道具を使ってでも、彼らはシンプルな生活を送りたいのである。彼らは祖先と同じように馬に乗り、馬車を使い、動物を世話し、伝統的な行事や祭りを楽しみ、辺鄙なカルパティア山脈で生活している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月8日