現地時間4月12日、2016年のロンドン国際ブックフェアが盛大に開幕した。中国国際出版集団(以下、同集団)の方正輝副総裁が、代表団を率いて出席。外文出版社、新世界出版社、華語教学出版社、新星出版社、海豚出版社、同集団の関係者が出席。同集団は「感知中国(Reading China)」をテーマに出展し、美しい外国語書籍、国際化された展示ブースのデザイン、豊富で彩り豊かな文化イベントで、世界各地の出版業者と読者の注目を集めた。
中国で最も歴史ある最大規模の対外出版・発行専門機関である同集団は、463種の書籍を展示した。うち英語版は424種で、全体の91.6%を占める。これは同集団の対外出版の特色と強みを十分に示している。出展書籍は『習近平 国政運営を語る』『過去と現在と未来:中国の改革開放を読み解く』といった、中国をテーマとする出版物が中心となっている。また同集団が前回のロンドン国際ブックフェア以降に出版した、海外への紹介と著作権貿易に適した最新の書籍が選ばれた。これらの書籍は現代中国、中国文化、中国文学、中国語教育、中国医学・保健、児童向けの読み物などを網羅し、全面的にさまざまな角度から中国の全体像を世界に示す。
豊富で彩り豊かな書籍の他に、同集団は今回のブックフェア向けに豊富で彩り豊かな文化イベントを企画し、文化交流とマーケティングの深い融合により、書籍の影響力を高めた。シェイクスピア・湯顕祖没後400周年を記念するため、同集団は12日の開幕当日、「シェイクスピアと湯顕祖の出会い――『シェイクスピア6大悲劇』と『牡丹亭』新書刊行式・シンポジウム」を催した。英国文化の専門家、駐英中国公使などの来賓を式辞と講演に招き、この2人の偉大な劇作家を記念した。またこの機を借り中英文化の双方向の交流と、中国文化の海外進出を促進した。同集団は他にも、『一帯一路:中国は台頭後、世界に何をもたらすか?』英語版の刊行式、『中国の都市化』新書刊行式、著作権調印式などのイベントを催した。
欧州時報、英中時報、新華網、中国中央テレビ、人民日報、中国日報、光明日報、国際台、鳳凰衛視、中国新聞社、環球時報、中国新聞出版報などのメディアが、イベントを取材し、現場の状況を報じた。
同集団は毎年約40種の外国語による約4000種の書籍を出版し、約30種の外国語雑誌を編集し、約30の多言語サイトを運営している。世界の180以上の国と地域で書籍を発行しており、外向きの国際的な特長を持つ。中国対外出版の主力軍である同集団は、著作権輸出を中国の声を広める重要な手段としており、輸出量で常に全国の各出版グループの先頭を走っている。2015年には548件の著作権を輸出し、世界の25の国と地域を網羅した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月13日