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japanese.china.org.cn | 18. 04. 2016

福岡県民、防災グッズを「爆買い」

タグ: 被災地,防災グッズ,地震,熊本

余震が続く福岡県は穏やかで、人々の暮らしは地震による影響を受けていないように見える。

環球時報の記者は熊本県の被災地に行く準備を整えるため、博多駅の百貨店で防災グッズを購入した。専門カウンターはエレベーターの近くの目立つ位置にあり、4つの商品棚にはトイレットペーパーが並べられていた。非常用飲料水袋、手回し発電機などの人気商品が売り切れ、防寒用の毛布も1枚のみとなっていた。購入に来た人々は乾パンなどの緊急時の食品を大量に購入していた。売り場の7人の従業員のうち4−5人が防災グッズの専門カウンターに集まり、品物を絶えず補給していた。

安全帽、レインコート、防災靴などが入っている、1万8000円の「震災リュック」が特に人気だった。買い物客の柳さんは記者に対して、「今回の熊本地震は恐ろしい。福岡県は余震も深刻だ。防災グッズをなるべく貯めこみ、不測の事態に備えたい」と話した。

JRの運休、高速道路の封鎖により、一般道が熊本県に通じる唯一のルートとなっている。福岡市のタクシー会社と連絡し、熊本県に行こうとしたところ、「危険」を理由に断られた。記者はやっとのことで、熊本県の被災地まで送ってくれる運転手を見つけた。

熊本県につながる道路では、深刻な渋滞が生じていた。兵庫県などの自衛隊が駆けつけ、被災地に大量の物資を送り届けていた。火災事故に備えるため、佐賀県消防局も支援に派遣された。道路上の車のナンバープレートを見ると、福岡、熊本、久留米、佐賀など周辺地区が多かった。道路の休憩所で取材したところ、これらの車の所有者は熊本の被災地の親戚友人を迎えに行く人で、中にはボランティア活動に行く人もいた。

道路の渋滞はなおも続いている。福岡市から熊本市までは約110キロで、高速道路を使えば約1時間15分で到着する距離だ。記者は17日、15時30分に福岡市の博多駅を出発したが、19時20分になっても熊本入りできなかった。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月18日

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