外国メディアによると、NASAの1年間にわたる火星生活実験がこのほど終了した。NASAが実施した3回目の火星生活実験で、期間はこれまでで最長となり、結果は今後の火星旅行実現に参考になるとみられる。この実験にはフランス人宇宙生物学者1人、ドイツ人物理学者1人、米国の宇宙飛行士、建築家、医師兼記者、土壌科学者1人ずつの計6人のボランティアが参加した。
2015年8月29日、6人のボランティアはハワイ・マウナロア火山の荒れた北斜面を訪れた。ここは動物がおらず植物も少なく、火星の環境に似ている。彼らはほぼ隔絶状態のドーム状の施設で生活し、メールだけで外部と連絡を取った。また、火星から地球までの通信時間に合わせ、インターネット接続を20分遅らせた。参加者は施設から出てもよいが、その際は思い宇宙服を着用しなければいけなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月30日