ロシアのニュースサイト『ランブレル』の10月25日の報道によると、ロシア人研究者はこのほど、北極圏でナチスの秘密基地と第二次世界大戦時期の物品約500点を発見した。捨てられたガソリンタンクや砲弾、文書、ケア用品、靴などがあり、日にちとナチスのシンボルマークが書かれたものも多くある。
専門家の分析によると、この秘密基地は1942年にヒトラーの命令で造られ、「気象観測所」とされていたが、多くの人は秘密任務を実行する場所だと考えていた。ここは1943年に使用を開始し、基地内で寄生虫を持ったホッキョクグマの肉などを食べた人が中毒症を起こし、一部の人が死亡した。生き残った人たちは潜水艦でここを離れ、1944年7月に使用されなくなった。
見つかった基地はアレキサンダー島にある。この島は北極圏の島嶼群ゼムリャフランツァヨシファの一部である。
北極圏の寒冷な気候のおかげで、見つかった物品は保存状態が良好である。ロシア人科学者はこれらの物品を研究し、将来的に展示する方針だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月26日