第11回中国国際航空宇宙博覧会で発表された情報によると、中国初の無人固定翼機は計67機で飛行試験を行い、米海軍が保持していた50機という記録を更新した。
「群知能」は画期的な技術で、軍事強国によって軍用人工知能の軸とみなされてきた。これは未来の無人化作戦の突破口だ。スマート無人システム専門家の趙傑氏は「中国は今回、米海軍が保持していた固定翼編隊飛行の記録を打破した。これは中国が同分野ですでに画期的な進展を実現しており、無人機技術で世界の先頭集団に入ったことを示している」と指摘した。
無人機編隊を一つのまとまりとして制御する。これは無人機作戦・応用の高い将来性を持つ。無人機編隊は単独の無人機と比べ、作戦中に機能の集中を避け、全体の生存率を高め、作戦のコストを削減できるといったメリットを持つ。交戦中に一部が作戦能力を失っても、全体は作戦任務を継続できる。
国内外の多くの部門が、無人ティルトローター機編隊飛行の技術検証を実現しているが、固定翼無人機編隊は模擬の段階にある。無人ティルトローター機と比べ、無人固定翼機は高速で積載量も多く、航続距離が長いと言った長所があり、軍事作戦で高い応用の価値を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月7日