イギリスの『デイリー・メール』の報道によると、研究者はこのほど、オウムが食べ物を取るための道具を自作する動画を公開した。研究によると、オウムは鳥類の中でも賢く、驚くべき行動を取ることがある。
ウィーン獣医学院とオクスフォード大学の研究者は、4羽のオウムに「6センチ以上の細い棒を作り、届かない場所にあるカシューナッツを取らせる」という実験を共同で行った。研究者はオウムに馴染みのあるカラマツの枝と馴染みのないケヤキの枝、ボール紙、蜜蝋を用意した。
観察していると、オウムは蜜蝋を使わず、枝を割いて食べ物に届く長さに切って使った。また、嘴でボール紙をちょうどいい大きさにちぎって使用。
この研究結果は英国王立協会の専門誌『バイオロジー・レターズ』にも掲載された。オックスフォード大学の教授は、「オウムは世界で最も賢い鳥類で、物理とロジックの問題が解けるだけでなく、真似や学習もする。そのため、オウムがどのように脳を働かせ、行動で問題を解決するかを探ることにした」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月26日