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japanese.china.org.cn | 01. 12. 2016

早朝ラジオ番組のパーソナリティ「やる気の源はリスナー」

タグ: ラジオ番組





1980年代生まれの王暁磊さんは、放送・司会技術を大学で専攻し、いくつかの転職を経て2010年、中央人民広播電台(ラジオ局)のチャンネル「都市之声」のアナウンサーとなった。入社から数年、夜間の放送やお見合い番組も担当した。3年前からは、北京地区で最も早い時間に放送されているラジオ番組『北京早上好』(おはよう北京)のパーソナリティを務めている。

番組は、ウィークデーの午前5時から7時までの生放送。王さんは毎日、早朝3時に起床し、身づくろいをすると、パンやビスケットをかじって出勤する。ラジオ局には4時頃に到着する。

王さんは4時55分にはスタジオでスタンバイし、その日の生放送業務を開始する。ニュースを伝えたり、身近であったことをユーモアを交えて話したり、天気や道路状況を伝えてリスナーに注意を呼びかけたりする。

番組が進むにつれて、参加型プラットフォームからリスナーの声が活発に届くようになる。前の日にあったおもしろいことを話す人、新しい一日への期待を語る人、番組の話題をめぐって意見を言う人、早起きのつらさを訴える人などさまざまだ。

「私はリスナーを眠りから呼び覚まし、リスナーは早朝の一時を私と過ごしてくれる。とても楽しい仕事です」と王さんは語る。

朝の番組の司会のほか、王さんはほかの番組制作の補助もしている。天気案内の録音や交通情報・ニュースの放送、不意の状況での交代など、生放送を後方から支える仕事だ。

勤務時間が特殊であるため、王さんは、夜の付き合いにはほとんど顔を出せない。「最初は友人がバーベキューやカラオケに誘ってくれたが、私が午前3時に起床しなければならないことがわかると、誘う人もいなくなった。平日の夜はあまり特別なことはせず、家で本を読んだり、ゲームをしたり、運動をしたりしている。早起きはつらいが、好きなことをしているので嫌ではない」と王さんは語る。朝の仕事を続けてもう3年。病欠したことは一日もない。

「生活していれば、楽しくないことだってある。でも私は、問題があったら取り組んで解決するだけと割り切っている。プレッシャーが大きすぎると感じたら、一度寝てから考えることにしている。起きて冷静になると、多くの問題は自然に解決する」と王さんは語る。

「毎朝外に出ると、牛乳配達員がもう牛乳を配り始めている。深夜タクシーの運転手はまだ営業している。清掃員は通りの清掃を始めている。それを見ると、自分がつらいと思うことも何でもないと感じる。ある日、牛乳配達員とエレベーターで一緒になった。子どもを学校に通わせ、収入のない父母の面倒を見るため、彼は早朝の牛乳配達のほか、昼間は出前を届けているのだという。生活は簡単ではないが、楽観して向き合わなければならない。自分より苦しい人はいくらでもいる」

王さんは、やる気の最大の源はリスナーだと語る。「ある朝、ドライフルーツの店を通りかかった。年配の女性が商品を並べていた。寒い風が吹いているのに薄着だ。大変そうだと思って、ひまわりの種を5袋買った。彼女は私の気遣いを知って、2袋でいいという。気持ちは受け取ったから、気に入ったらまた買いに来ればいいと。ラジオでこれを話すと、多くのリスナーが共感し、この店に行って彼女の商売を助けるおうになった」と王さんは語る。「私だけの力では限りがあるが、何人も集まれば何かができる。『暖かさ』を伝えられる仕事に就けて幸せだと感じている」

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月1日

 

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