ウィンタースポーツが小中学の体育カリキュラムに

ウィンタースポーツが小中学の体育カリキュラムに。 国家発展改革委員会・教育部・体育総局などはこのほど共同で、「ウィンタースポーツ発展計画(2016~2025)」と「全国ウィンタースポーツ施設建設計画(2016~2022)」を発表した…

タグ: ウィンタースポーツ,中小学校,中国

発信時間: 2016-12-03 10:19:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家発展改革委員会・教育部・体育総局などはこのほど共同で、「ウィンタースポーツ発展計画(2016~2025)」と「全国ウィンタースポーツ施設建設計画(2016~2022)」を発表した。計画によると、条件を備えた北方エリアの中小学校はウィンタースポーツの授業が冬季の体育のカリキュラムに組み込まれる。ウィンタースポーツに特色を持った中小学校の数は2020年に2000校に達する見込みだ。 

計画では、政策支援・教育普及・インフラ建設・枠組改革などの多数の方面からのウィンタースポーツ産業の健全な発展に対して有力な支援を提供することが打ち出されている。北方エリアの中小学校でのウィンタースポーツ授業のカリキュラム化のほか、南方エリアの中小学校でも、ウィンタースポーツの運営業者と提携したり、同カリキュラムを開設することなどを奨励。「百万人青少年ウィンタースポーツ」「キャンパスウィンタースポーツ」の両計画を推進し、青少年の同スポーツの普及発展を促進し、政府と民間が共同で同スポーツの教育指導業務を展開することを支援する。 

具体的なキャンパスウィンタースポーツ計画については、2018年までに同教育指導ガイドラインを定めることを要求。ウィンタースポーツ特色校の数は、2025年にはさらに5000校まで増える見通しで、そのために専門指導員の育成にも力を入れる。 

近年、中国のウィンタースポーツは急速に発展。2022年の北京冬季オリンピックの 誘致にも成功しており、同スポーツの発展に大きなチャンスをもたらしている。計画ではその冬季オリンピックを契機として、京津冀エリアにハイレベルで総合的・国際的ウィンタースポーツ施設を建設し、同地区の旺盛な消費需要にかんがみ、ウィンタースポーツプロジェクトの普及を図り、関連するアスレチックレジャー産業や観光産業を育成し、全国のウィンタースポーツ産業をリードするよう求めている。 

「ウィンタースポーツ人口3億人」の目標を実現するには、市民の参加意欲のほか、それにふさわしい十分な施設が必要になる。2015年末に中国のスケート場は200ヵ所余り、スキー場が500ヵ所有り、ゲレンデ面積は3000万平米、コース距離は1000キロである。そのうち5分の4のゲレンデの面積が5万平米以下である。

「全国ウィンタースポーツ施設建設計画(2016~2022)」によると、2022年までにスケート場は650ヵ所以上、そのうち新設リンクは500ヵ所を計画。スキー場の数は800ヵ所以上、ゲレンデ面積は1億平米、コース距離は3500キロをめざし、そのうち新設スキー場は240ヵ所以上、同ゲレンデ面積は7000万平米、同コース距離は2500キロ以上を計画している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月3日

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