麻薬取締の英雄、甘科偉氏が15日、弱冠37歳で亡くなった。事件解決に向け、休暇を3回も辞退し、脳溢血を発症し死亡した。広西チワン族自治区南寧市で18日、甘氏の告別式が開かれた。身分を明かせない同僚らは、大きな悲痛に耐えて告別式に列席した。

広西チワン族自治区で今月2日、近年最大級の麻薬製造装置事件が発覚した。麻薬シンジケートを撲滅し、容疑者12人を逮捕し、10トンの麻薬製造装置を押収した。薬物を約2.15トン、半製品を約3.8トン押収した（価値にして3000万元以上）。

ところが大勝利の前日、連日残業し同事件の解決に向け重要な力を発揮した、人民警察の甘氏が職場で倒れていた。

薬物犯罪は重罪であり、麻薬取締官は刃物、さらには銃を持ち抵抗する容疑者に立ち向かわなければならない。このハイリスクの仕事により、彼らは「綱渡りをする人」と呼ばれている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2017年1月20日