黄俊さんは幼い頃から宜賓市興文県蓮花鎮で祖父と一緒に暮らしてきた。彼の子供時代の思い出は「祖父と過ごした日々」だという。今年の春節後、彼は祖父を広東省に連れて行き、農業をしてきたこの老人と楽しい日々を過ごした。
祖父・黄龍永さんの誕生日である2月18日、撮影の仕事をして1年以上になる黄俊さんは、おしゃれ写真を祖父へのプレゼントにしようと思い立った。
「化粧も特別な飾りもせず、数カ所で自然な姿を撮影することにした」と黄俊さん。彼は誕生日の2日前の午後、祖父を喫茶店2軒、公園と海辺1カ所ずつに連れて行った。かかった費用はコーヒー2杯の代金、180元だけである。
黄俊さんによると、撮影と聞いて黄龍永さんはとても嬉しそうで、「こんな服着たことがない」とも言っていたという。黄龍永さんは農民で、ほかの老人と同じで撮影中に不自然な部分もあった。しかし、カメラマンは愛する孫である。話をしたりコーヒーを飲んだりするうちに、黄俊さんは祖父の本当の姿を撮影することができた。
写真を見たネットユーザーは、「かっこいいおじいさん。若いスターに負けないオーラがある」などと書き込んだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月21日