東南アジア、中国のテレビドラマを通じて中国を理解

東南アジア、中国のテレビドラマを通じて中国を理解。

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発信時間: 2017-03-15 13:53:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2017年初頭、中国のテレビドラマである2010年版「三国志」が、毎晩6時20分よりタイの「チャンネル3」で放送されている。心を打つプロットと優れた撮影技術がタイの視聴者を魅了した。同時に、かつてミャンマーの視聴者の間で好評だった「包青天」が、装いを新たにミャンマー語版で3月19日から毎晩放送される。

中国のドラマはどうして東南アジアで人気を集めているのか。それは文化交流においてどんな役割を演じているのか。

中国の四大名著の1つとされる「三国演義」がタイで紹介されてから100年近くが経つ。タイの学校では「三国演義」の一節が教科書に使われている。また、三国志を題材にした映画やドラマもタイで数多く作られている。「チャンネル3」副総裁のSurinKrittayaphongphun氏は取材に対し、現在放送されている「三国志」は先端的な制作技術を持ち、プロットも趣向が凝らされ、非常に優れた作品だとした上で、必ずタイで人気になることを確信していると述べる。また、「三国演義」を読んでない若者や「三国演義」のドラマを見ていない若者が三国志文化を受け入れる機会になるとも話す。

「チャンネル3」では「三国演義」の特別番組も放送された。同番組の司会者は取材に対し、「チャンネル3」史上初めて放送前の特別番組が企画された理由を、「三国演義」が豊富なプロットを持ち、登場人物も多く、物語自体も非常に長いからだと述べる。「半年かけて放送されるため、特別番組を通じて「三国演義」の物語概要や主要登場人物をタイの視聴者に理解してもらいたいと思った。この番組は高い視聴率を獲得した。視聴者の三国志に対する理解が深まったはずだ」。

チュラーロンコーン大学中国文学部の譚国安教授はかつて、1994年版の「三国演義ドラマ」の翻訳に携わったことがある。同氏は、中国のテレビドラマはタイの視聴者に受け入れやすい上、両国文化の理解に益すると述べる。タイの華人は子供の頃から中国の伝統文化に親しんでおり、同時に中国文化要素はタイ社会に深く根付いていることから、潜在的な親近感があるのだ。

ミャンマーの文化人である呉温丁氏も同じ考えを持つ。同氏によると、「西遊記」や「包青天」といった中国のテレビドラマはミャンマーでよく知られており、彼らはストーリーに惹かれるだけでなく、俳優たちにも魅せられている。中国と東南アジア諸国は地域的に近く、血統も似ており、文化も近い。ミャンマーを例にとると、中国とミャンマーの人々は、公平、正義、忠誠、善良といった良好な品格を尊敬しており、中国のドラマはまさにそのような核心的価値を反映している。同時に中国ドラマは、東南アジアの視聴者に中国の歴史文化や風俗習慣を紹介し、伝統的・現代的な中国を伝えている。これは東南アジア諸国と中国の友好的交流に寄与している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月15日

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