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japanese.china.org.cn | 29. 03. 2017

アイルランドの未婚母向け施設で乳児の遺体800体が見つかる

タグ: 乳児,遺体

イギリスの『デイリー・メール』の3月27日の報道によると、今年3月、アイルランド・ゴールウェイ州にある未婚の母親向け施設の跡地で、800体の乳児の遺体が見つかった。これらは、子どもと女性が暮らす施設の悲惨な生活環境である。この施設はカトリック教会が建設し、未婚の母親などを受け入れていた。

報道によると、「マグダレン」という名前のこの施設は18世紀に建てられ、最初は妊娠した未婚女性に住む場所を提供していたが、のちに不貞操な女、女性犯罪者、精神病女性、家で邪魔な女などと言われる人たちを受け入れるようになった。計3万人の女性がここで暮らしていたとみられる。

カトリック教のシスターが経営するこの施設では、多くの児童が育児放棄や栄養失調で死亡した。そのほかに、肺結核、麻疹、胃腸炎、肺炎などの病気で命を落とした児童もいた。1925年から1961年までに、施設では計796人の児童が死亡し、墓や棺がなく、草地に埋められた。

報道によると、ここで生活したことのある多くの人が非人道的な虐待を受けたことがあると明かしている。彼女たちは長期間にわたり冷水での洗濯、重い工具を持っての作業を強いられ、人と親しくしてはならず、空腹状態が続き、叩かれることもしょっちゅうだったという。施設で生活していたキャサリン・レッグさんは、「シスターに監視される悪夢を今でも見る。何歳の時かわからないが、施設には鏡がなく、誕生日を祝ってもらったこともなかった。与えられる食べ物は本当にわずかで、シスターは私たちを奴隷のように扱っていた」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月29日

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