4月4日、ベルギーの野生動物自然保護区で撮影された2匹のモウコノウマ。ベルギーの野生動物自然保護区のモウコノウマ2匹が4日、チェコのプラハ動物園に移された。中欧共同の検疫検査を経て、うち1匹は今年9月にほかの5匹とともに中国の新疆ウイグル自治区に移され、繁殖に入る。モウコノウマは地球上に生存する唯一の野生馬で、原産地は新疆のジュンガル盆地、甘粛省と内蒙古自治区の境界地帯。昔、欧米の探検隊が大量捕獲したことや環境などにより、中国のモウコノウマは1960年代に絶滅した。この絶滅危惧種を保護するため、各国は国際協力による育種事業を展開している。1986年から中国林業部はイギリスやドイツなどからモウコノウマを引き取り、野生馬の故郷に野生馬がいないという状況に終止符を打った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月6日