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japanese.china.org.cn | 15. 04. 2017

山奥の医療施設 改装し村民の「楽園」に

タグ: 山奥 医療施設

7年前、湖南省西部の武陵区の貧困地帯の山奥にある保靖県遷陵鎮昴洞村の衛生院はまだ400平方メートル足らずの古くて危険な建物で、使用できるベッドは4台しかなく、医療設備も古くなっていた。

2010年、トチャ族の田蕊医師はこの衛生院の院長になり、再建計画を立てた。

2012年、新しい衛生院の建設が始まった。建物の外壁は回収した青レンガを使用し、現地の建築スタイルに合っている。フロア全体はバリアフリーのスロープ、内壁は光が差し込むレンガ造り、ロフトと屋上は公共活動スペースになった。

2年後、総面積1400平方メートルの新しい昴洞衛生院が使用を開始。

個性的なデザインで、昴洞衛生院は2016年に王立英国建築家協会(RIBA)の第1回RIBA国際優秀賞を受賞。

昴洞衛生院は3000人以上の入居者に16人部屋を提供するほか、ワクチン接種室、リハビリセンター、健康知識講堂などもある。円形の廊下、ロフト、屋上などの公共スペースをトレーニングやレージャーの場所として村民に提供している。

また、周辺住民の訪問健康診断、入居者の健康プラン設定を定期的に行うほか、県・州クラスの病院と3級医療システムを構築し、村民の診療の便宜化を図った。

現在、昴洞衛生院は村民の病院というだけでなく、健康になるための楽園にもなっている。また、農村の公共衛生管理の新理念が、この建物を通して広まっている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月15日

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