イギリスの『デイリー・メール』の4月24日の報道によると、タイ北西部に「首長族」という長い首を美しいと考える不思議な部落がある。部落の女性は5歳の時から首に銅のリングをつけて首を長くし、成人になるまで毎年そのリングを足していく。
首長族において銅のリングは女性の象徴であり、伝統、優雅、女性の美しさを意味する。しかし、生理学的に言えば、人間の首の成長には限りがあり、伸ばし続けることは不可能である。そのため、リングを長期間つけていれば鎖骨が短くなり、首が長く見えるだけである。
1980年代中期以降、多くの観光客が首の長い女性特有の美しさを鑑賞するために首長族の部落を訪れている。しかし、近代化の加速に伴い、リングを外して出稼ぎに行き、伝統の美しさを心の中にだけ留める女性も増えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月26日