アップルの最新CM、中国重視を強める

アップルの最新CM、中国重視を強める。 アップルはこのほど、iPhone 7 Plusの新CMを公開した。今回の舞台は上海で、アップルが初めて上海と華人をテーマとし、世界に向けてCMを公開した…

タグ: アップル,中国市場

発信時間: 2017-05-14 10:09:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アップルはこのほど、iPhone 7 Plusの新CMを公開した。今回の舞台は上海で、アップルが初めて上海と華人をテーマとし、世界に向けてCMを公開した。

中国の上海を舞台とするこのCMには、1組のカップルが登場する。BGM「Sing to Me」が流れ、男性がiPhone 7 Plusの「ポートレートモード」を使うと、周囲の人混みが急に消え、世界に2人しか残されない。CMには東方明珠塔、豫園、金魚、ワンタンなどの中国らしさが見られる。CMは「焦点は愛する人のために」で終わる。

この「愛」をテーマとする、iPhone 7 Plusの撮影能力をアピールするCMは、華人と上海を使い世界範囲で公開されている。これは華人ユーザー及び中国市場の、アップルにとっての重要性を示している。

アップルの中国市場における立場は、2年前とは完全に異なる。iPhone 6が中国市場で飛ぶように売れたが、その後の中国での発展はそれほど順調ではなかった。5月2日夜に発表された四半期決算によると、アップルの中国市場での収入は5四半期連続で減少している。今年第2四半期は前年同期比14%減の107億2600万ドル。中国はアップル5大市場のうち、唯一減収となった市場だ。

米市場調査会社IDCのデータによると、アップルの2016年第4四半期の中国市場での出荷台数は、前年同期比12.8%減となった。中国勢のOPPOは109.2%増、Vivoは96.4%増、ファーウェイは27.7%増。

アップルは中国市場で5四半期連続で減収となっているが、今年の残りの四半期もこの状況が続く可能性がある。すでにiPhoneを持つユーザーが、新型機の購入を検討していないからだ。今年発表されるiPhone 8がiPhone 7と比べ、購入に値する特長と機能を持つのでなければ、既存ユーザーは現在の旧型デバイスの使用を続けるだろう。

これは上述したCMがわざわざ中国の俳優を選び、上海で撮影された理由を説明している。上述したように、アップルのCMは世界で同時公開される。特に中国市場に的を絞った現地化CMは、従来であれば春節(旧正月)中のみに公開されていた。ところがアップルは、この戦略を調整した。今後はアップルが中国の要素をより積極的に取り入れることに期待できる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月14日

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