中国自転車協会は7日、シェア自転車専門委員会の設立式を開催し、中国自転車協会シェア自転車専門委員会の設立を発表した。これにより、シェア自転車が国家自転車産業協会に正式に加わることになった。専門委員会は実体経済と仮想経済の結合、伝統産業とインターネット産業の結合の促進を目指し、政府機関とともに産業管理を強化し、シェア自転車の発展を促進する。
近年の中国での起業ブームの中でも、シェア自転車の飛躍は目立ち、わずか1年あまりで全国を風靡した。シェア自転車の運営に便利なスマートフォンとモバイル決済の存在は欠かせない。そのため、シェア自転車の台頭は、中国がモバイル通信分野における技術応用力で世界トップに立っていることを示す。
「インターネット+自転車」は市民のエコ外出を便利にし、シェア自転車はエコ交通の発展を促したが、都市管理と交通安全の問題ももたらした。乱雑に駐輪する、損壊が激しい、自分で鍵を付けるなどの問題がある。シェア自転車専門委員会の主な参加業者は自転車メーカー及びシェア自転車運営会社で、業界の基準設定、管理強化、シェア自転車の発展促進を行う。
シェア自転車業界の発展の規範化は必要に迫られており、専門委員会の設立前に北京市や上海市などの複数の都市がシェア自転車の規範化・発展に関する指導意見を出し、一般に意見を求めた。北京市の『意見』は、シェア自転車は無秩序に発展させてはならず、区政府は管轄区の最大設置台数を決め、企業は台数に合わせて管理者を配備すべきだと明記。上海市は車両設置の監視測定・誘導を強化し、企業に設置前に交通管理部門に台数とプランを報告するよう求めた。
企業と都市管理部門の一連のデータも、シェア自転車による自転車の「ブルマーケット」が調整時期を迎えたことを示している。今回のシェア自転車「情勢」の調整度合いは政府機関の管理政策の厳しさで決まる。政策はシェア自転車の長期的発展、交通渋滞や環境汚染の軽減を目的とするエコ交通の将来に大きな影響を与える。