南太平洋の小島で撮影された写真が近ごろ注目を集めている。この無人島はごみ捨て場と化し、島の生態系をひどく破壊している。
ヘンダーソン島はイギリス領で、南太平洋のピトケアン諸島にあるサンゴ礁の島。面積37.5平方キロメートル、最も近い都市までの距離は4800キロメートルで、人は住んでおらず、大量の絶滅危惧種の避難場所になっている。
しかし、人間の行動によりこの島は世界一汚染が深刻な場所となった。楽園だったここは今ではごみ捨て場と化している。370万個、重さ約17トンのプラスチックごみが岸に漂着し、ここに生息する野生動物の生存に脅威をもたらしている。これらのごみは氷山の一角であり、ごみの約68%が深さ10センチの地下に埋まっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月17日