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japanese.china.org.cn | 18. 05. 2017

巧みな技術で壁画を治す修復士

タグ: 壁画,修復士

5月16日、明代の壁画の破片をつなぎ合わせる河南省の洛陽古代芸術博物館壁画修復センターの壁画修復士・薛峰さん

河南省の洛陽古代芸術博物館は洛陽市のボウ山にある。ここには多くの古代の壁画やレンガ彫刻のほか、優れた技術を持つ壁画修復士もいる。白の長いひとえを着て針筒、ピンセット、カッターなどを使って壁画の「手術」をするのが彼らの仕事である。古代の壁画や地下の墓は廟堂や石窟の中にあることが多く、湿度や温度などの自然の要因により凹凸や亀裂が入ることがある。壁画修復士は熟練の技でこれらの「病気」を治す。壁画の修復には、汚れを落とす、破片を固める、つなぎ合わせる、表面の欠けた部分を補充するなど10以上の工程を踏み、かなりの時間がかかる。修復作業には豊富な知識と熟練の技だけでなく、忍耐力もなければいけない。少しのミスも許されず、1日に手のひらの大きさ程度しか修復できず、壁画の大きさや保護の程度によって、1つの修復に数カ月から数年かかる。洛陽古代芸術博物館壁画修復センターには18人の作業員がおり、彼らは館内に展示されている壁画の修復とメンテナンスを行うだけでなく、新疆ウイグル自治区の亀兹石窟、重慶市の大足石刻などの壁画修復に招かれたこともある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月18日

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