深セン市の福田口岸近くのある住宅地で、文菡ちゃんは母親に起こされた。時間は6時20分。朝日が昇り、8歳の文菡ちゃんは制服を着て母親と手をつないで自宅を出て、近所のスクールバス停留所に向かった。彼女はここからバスで香港の学校に行く。制服を着た多くの子どもたちがリュックサックを背負って同じ方向にある学校に向かう。香港の祖国復帰後、「越境学童」の数は増え続け、最初の数百人から現在は約3万人に増加した。彼らの多くが深セン市に住み、香港戸籍を持ち、毎日各出入境管理所を通って香港の学校に通っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月15日