コミュニケーションアプリのLINEがスマートスピーカーを配信した。近年、新しいスマートスピーカーが次々と登場する中、LINEの参入は市場に新たな風を吹き込み、メディアから「日本の音楽業界を救う」とも言われている。
LINEは日本・韓国版のWeChatのようなもので、主にアジアにユーザーが多く、台湾にも利用者は多い。可愛らしいスタンプで人気を集め、2016年のIPO時価総額は87億元に達した。
LINEはスマートスピーカー「WAVE」とクラウドAIプラットフォーム「Clova」を開発しただけでなく、先日の年次総会では「AIはLINEの最も重要な発展方向だ」と発表した。
同社の出澤剛CEOは、「AIは我々の最も重要なプロジェクトであり、モデル転換を代表する。10年前のスマートフォンの台頭と同じである」と述べた。
スマートスピーカー「WAVE」は「Clova」を搭載した新商品で、音声管理、音楽の再生、自然言語での対話、ニュース・天気の配信などの機能がついている。今秋にリリース予定で、価格は1万5000円になる。
さらに、LINEは今年冬に別バージョンのスピーカー「CHAMP」も発売する。「WAVE」と異なり、「CHAMP」はLINEのキャラクターをモチーフにしたデザインで、「サリー」と「ブラウン」の2種類が発表されている。これらのキャラクターには多くのファンがいることから、「CHAMP」が機能と技術が比較されるスマートスピーカー市場で新機軸を切り開けるかが注目を集める。