酒泉衛生発射センターで2017年6月15日11時、X線望遠鏡衛星「慧眼」を搭載した「長征4号乙」ロケットが無事に打ち上げられた。今回は3つの小型衛星も搭載されている。
「慧眼」は中国初となる大型X線望遠鏡衛星で、設計寿命は4年。高・中・低性能のX線望遠鏡と宇宙環境探査機を搭載している。天空観測・定点観測・小域スキャンの3つの方法を通じ、帯域幅が広く、高感度、高解像度のX線宇宙観測を実現することができる。
衛星が正常に運行されれば、中国はX線宇宙観測の分野で最先端の微弱可変電源による宇宙運行能力を持つことになる。独自の多帯域幅による素早い観測能力を通じ、中国の天体物理研究は世界最先端へ向かうだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月22日