近ごろ、竜巻が米軍に大きな被害をもたらし、ペンタゴン(国防総省)は「末日の翼」と呼ばれるE-4Bナイトウォッチの後継機の開発を加速させざるをえなくなった。米軍は、新型の「末日の翼」を「空軍2号」、海軍作戦司令機と同じ機種にして資源の共有を実現することを計画している。
米サイト「TheDrive」が24日に伝えたところによると、6月16日に発生した竜巻でオファット空軍基地は大きな被害を受け、E-4Bを含む10機が損傷した。
E-4Bは核攻撃などを受けた場合に空中指揮センターとなり、米大統領、国防長官、参謀長連席会議主席に国防司令を出す重要な部分である。米軍に緊急戦闘命令を出し、特に三位一体の核攻撃力を指揮する。
米軍のパトリック・ライド報道官によると、米国には4機のE-4Bが服役しており、幸運にも損傷したのは2機だけで、残りの2機は竜巻が来る前に基地を離れていた。1機は某地で任務を行い、もう1機はテキサス州でメンテナンスを行っており、現時点で「末日の翼」の主要任務に影響はない。
しかし報道によると、事態は米軍の発表内容ほど簡単ではない。米空軍とボーイング社は損壊を被った「末日の翼」の合同検査を開始。同機の機体はボーイング747-200型機をもとに作られ、1970年代中期に生産されたこの旧式のジェット旅客機の多くの部品がすでに生産されていないため、修理費はかなりの額になるという。
修理費が高く、高齢であるため、米軍は「末日の翼」の後継機の開発を早急に進めるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月26日