中国卓球協会副主席の劉国梁総監督は27日夜、中国代表選手の試合棄権について初めてコメントした。劉氏は微博(中国版ツイッター)を通じ、選手や監督の試合棄権に対して言い逃れできない責任を持つが、総監督としての職務のために改革の発展を妨げることは絶対にないとした。すべては大局を立脚点とし、卓球改革を推進するため微力を尽くしたいという。北京時間27日夜、劉氏は新浪微博で、中国代表選手が23日に試合を棄権した件について、自らの観点を投稿した。内容は下記の通り。
「中国のスポーツ改革は必然的な流れになっている。現在の管理センター体制には確かに多くの弊害が存在する。改革の道において、私が総監督としての職務のために改革の発展を妨げることは絶対にない。すべては大局を立脚点とし、卓球改革を推進するため微力を尽くしたい。中国スポーツ改革の春は来たと感じている」
「中国卓球代表は国を代表し国際大会に参戦する。国の栄誉を勝ち取りイメージを高めることは、どのような出来事や感情とも抵触すべきではない。試合棄権について私は当初事情を知らなかったが、この数人の選手の監督はかつて私の選手だった。これは私が思想教育と管理の面で、言い逃れ出来ない責任を持つということだ。私は多くの卓球ファンのために心から謝罪する。私たちは永遠に愛国的で、血肉を持つ、情義をわきまえる中国の良き息子だ。祖国の利益はすべての上にあり、永遠に中国卓球代表の価値観と信仰だ」
「本件がメディアに持て囃されており、不安になっている。本件について根拠なく憶測し、連想することはできない。また個人攻撃をし、さらにはスポーツ改革に反対し、2020年の東京五輪の前哨戦に影響を及ぼす理由はない。自分を恨まず、他者を責めず、自信を捨てず、責任逃れをせず、共に困難に打ち勝つべきだ。歴史は勇者が創るものだ。私たちは自信を持ち、行動に出て、手をつなぎ未来に向かい前進しようではないか」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月28日