ドイツ出身の29歳のトーマスさんは10年前に交換留学生として上海を訪れ、上海の女性と結ばれて「中国人の婿」になった。トーマスさんは中国語だけでなく、上海語も流暢に話し、周囲の人たちから「阿福(アーフー)」と呼ばれている。
6月2日、阿福さんは上海での現金なし生活を体験した。市場での買い物、観光、自転車シェアリングの使用など、阿福さんはすべて携帯電話で決済した。「上海が大好き。ここでの生活は、携帯電話で多くのことができる」と彼は話す。
常住人口2400万人の上海は現在、モバイル決済によって変化している。支付宝の統計によると、上海の電気料金の6割がインターネットで支払われる。また、タクシーの98%でモバイル決済が可能で、交通カードのチャージ、小さな店や露店なども支付宝で支払うことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月5日