夏は三伏、冬は三九に鍛える。三伏(1年で最も暑い時期)に入った7月12日、中国の広範囲で高温となり、気象部門は13日に21の省(区、市)の計364万平方キロメートルで高温になると予想した。各地が暑さ対策をする中、深セン市の梅林山にある国境警備部隊警察犬基地の室内温度は37度に達していた。警察犬は人より暑いのが苦手だと思っていたが、汗腺のない犬は暑さに強いのだろうか。訓練士の袁志鋒氏によると、警察犬には汗腺がなく、毛皮が厚く暑いのを嫌い、高温で情緒不安定になり訓練の質が下がることがある。警察犬の任務執行能力を維持するため、夏になってから訓練士は犬に1日3回のシャワーをし、訓練の合間に体温を下げ、食事や居住環境を改善して高温下での警察犬の訓練の質を高めている。
警察犬を子供のように世話する。曽雲強中隊長によると、警察犬を世話することで訓練と作戦に対する意欲が高まり、訓練士と警察犬は数々の優秀な成績を収めた。この5年間で彼らは広東省の博社村で麻薬取り締まりなどの重大任務を20回以上行い、公安機関に協力して薬物200キログラム以上を押収し、11匹の警察犬が二等功と三等功を打ち立てた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月14日