300年前の『徐霞客游記』は「棋子出雲南、以永昌者為上」と記載している。棋子は囲碁、永昌は現在の中国南西部の雲南省保山市のことで、そこで作られた囲碁の駒を「永子」と呼ぶ。これは500年以上の歴史を有する。
「黒子黒如鴉青、白子白如蛋清(カラスのように黒く、卵白のように白い)」と言われる保山市特有の南紅瑪瑙、黄龍玉、翡翠、琥珀などの原料は、伝統工芸で「永子」になる。固くてツヤがあり、玉のようにきめ細かく、古来より上質の駒とされ、文人や韻士に人気があり、貢物にもなり、国宝とも言われた。
現在、「永子」の製作技術は雲南省無形文化遺産に指定されている。小さな「永子」は独特な「永子」文化産業を形成し、巨大な文化、観光、スポーツ、経済価値を生み、雲南省保山市の文化の名刺となった。写真は「新華ネット」より
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月20日













