ホーム>社会>フォトギャラリー
japanese.china.org.cn | 22. 07. 2017

浙江省徳清県、山村の農家の女性が民宿の経営者に

タグ: 浙江省徳清県 民宿

曹水英さん、娘の康文琴さん、婿の洪艶斌さんが14日、徳清県の民宿「澗栖客桟」で宿泊客を呼び込んだ。

浙江省徳清県莫干山の麓にある民宿「澗栖客桟」は、真夏に一年で最も忙しい時期を迎える。避暑目的の観光客が後を絶たず、民宿の経営は毎日活況を呈する。民宿の経営者である曹水英さん(63)は大喜びだが、毎日夜明けから深夜まで忙しく働き、休む暇もない。曹さんは「この年になりこれほど忙しい思いをするとは。若い頃は食べるため働いていたが、今は次の世代に幸福な生活を送ってもらうため働いている」と感慨ひとしおだ。

10年以上前、曹さん一家が農業に従事していた徳清県莫干山鎮労嶺村は、現地で有名な貧困村だった。多くの働き手が都市部に出稼ぎに出た。浙江省の「美しい農村」建設は、現地の農村観光と民宿経済をけん引した。2016年7月、青々とした山の懐に抱かれた「澗栖客桟」がオープンした。これは曹さんの娘と婿が自宅を改築して作った、農村レジャー民宿だ。若い夫婦は平日は外に働きに出る。曹さんは民宿を切り盛りし、客を迎え、調理し、清掃しなければならない。休日になると、一家はいつも忙しく働く。曹さんは徳清県の高級民宿で、店員として6年間働いたことがある。彼女は必死に働きながら、調理人の腕と客のもてなし方を見て学び、「和を重んじれば財を成す」という経営の秘訣に気づいた。「澗栖客桟」は商売繁盛した。曹さんは「開店から1年間で、7部屋・12床だけの民宿が50万元以上の黒字を出した。ベッド1床で4万元以上の利益を出した計算だ」と話した。徳清県は近年、「緑の水と青い山は金山・銀山」という発展理念を貫き、現地の「緑の水と青い山」という優れた環境を「金山・銀山」建設の生産力に変えた。統計データによると、同県の今年上半期の農村観光客数は延べ318万5000人、営業収入は8億9200万元に達した。

 

1   2   3   4   5   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)