オーストラリアの各地で24日、大学の授業が始まり、多くの留学生が海外での学生生活をスタートさせた。ところが思いがけないことに、名門校のメルボルン大学とモナシュ大学に中国人を侮辱するポスターが登場した。
これらのポスターは校内の建物や標識に貼られ、中国語で大きく「注意!ここは中国人学生の立ち入り禁止。違反すれば起訴または国外退去になる可能性がある」と書かれ、上の方には大学の記章、下の方には同校の中国学生会、全国学校連合会、学生総会のマークも入っている。メルボルン大学工学科の学生・劉彦さんは24日、記者に対し「中国人を侮辱するポスターは学生がよく行く場所に貼られていた。中でもデザイン学科棟は有名で、同校の有名スポットの1つである」と話した。
この出来事はオーストラリアにいる中国人留学生に広まり、大きな怒りを買った。学生らは「校内の中国人を侮辱している。そのポスターにほかの言語で書かれていても怒る。どのような形でも差別は受け入れられない」などと怒りをあらわにした。ポスターの中国語が間違っており、公式ポスターともスタイルが異なることから、学生らは学校や学生が貼ったとは思っておらず、学校側に訴えた。