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japanese.china.org.cn | 02. 08. 2017

山西省のリアル版『深夜食堂』 インスタント麺で年収100万元

タグ: リアル版 『深夜食堂』 年収100万元

放送中の人気ドラマ『深夜食堂』中国版がインターネットで話題になり、ネットユーザーの間では「クローン版の『深夜食堂』は中国らしさに欠けている」と不評である。

山西省の太原駅近くの裏通りに、インスタントラーメンを出す屋台がある。夜9時から朝2時まで営業するこの屋台の看板には「二十九年方便面」と書かれている。ゴミ置場の横にあるこの屋台は地元で有名で、ネットユーザーの間で「本当の中国版『深夜食堂』」と言われている。

山西省臨県出身のインスタントラーメンを作る薛さんは、「最初は1人でこの看板を背負っていたが、現在は妻と息子、息子の嫁も手伝ってくれている。以前は普通のインスタントラーメンだけだったが、現在はインスタントラーメンを炒めたものや串焼きも出している。店は小さいけど、孫にも継いでもらいたい。1日で200袋以上のインスタントラーメンが売れ、多い時は300袋売れる」と話した。店の収入について、隣人は「毎年BMWが買えるくらい稼いでいる」と冗談を言った。薛さんは湯気が上がる鍋の横に座り、「苦労して稼いだお金」と笑いながら話した。

薛さんの収入を計算してみると、インスタントラーメン1袋10元を1晩で200~400袋売り、1袋のコスト2元で計算すると、1袋あたりの利益は8元、8×200袋で1日の収入は1600元になる。さらに串焼きなどの売り上げ2000~3000元を合わせると、年収は100万元以上になる。

インスタントラーメンを待っている間、夜勤のタクシー運転手数人は変わった乗客について話し、夜勤の作業員は椅子に座って手馴れた様子でおかずと酢を取った。ナイトクラブでの仕事を終え、綺麗な格好でハイヒールを履いて椅子に座る女性もいる。夜行列車を降りたばかりの人たちは荷物を抱えて麺をすする。20年以上経営するこの店は、太原市民にとって思い出の味となっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月2日

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