今年第2四半期より、宅配便取扱量は毎日1億件の時代に入った。2012年は57億件未満だったが、2016年には312億8000万件に達した。中国の宅配便取扱量は中国共産党第十八回全国代表大会から5年連続で平均50%以上の成長率を維持しており、市場規模は2014年より世界一をキープしている。中国の宅配業はこの5年間に渡り急成長し、経済発展の見どころになった。
北京のIT企業で働く謝軒さんは「淘宝網(ショッピングサイト)で、市内の店に10時に注文を出したら、午後2時に送料無料で届いたと話した。宅配業の5年間の発展は、まさに「早送り」だった。毎年のダブル11(11月11日「独身の日」、各通販サイトが激安セールを展開)で、宅配便1億件が配達される時間を見ると、2013年は9日、2014年は6日、2015年は4日で、2016年には3.5日に短縮された。
国家郵政局市場監督管理司の馮力虎司長によると、宅配便取扱量が高度成長を続けるなか、中国の宅配サービス時間の遵守率は上昇傾向を維持している。配達にかかる時間は平均58−60時間で、72時間の時間遵守率は2012年の72.4%から2016年の75.53%に向上。距離1000キロ以下の宅配便のうち、84.62%が48時間内に配達されている。