首都北京市の北約400キロメートル、河北省最先端に、大自然が広がる「塞罕壩」という場所がある。

中国森林分布図の全国2億ヘクタールの森林面積を見ると、この112万ムー（7万4666ヘクタール）の人工林は非常に小さいが、中国砂漠化分布図の砂漠地帯付近にあるこの緑の場所はたいへん貴重である。

塞罕壩は毎年北京・天津地区に1億3700万立法メートル、酸素55万トンを提供し、北京・天津の生態を守っている。55年で、黄砂に覆われ鳥もいなかったこの場所は広大な人工林になった。中国人3人が1本の木を植えたのと同じ数の木があり、生態文明建設の手本とも言える。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年8月4日