カーシェアリング 都市の公共施設不足の問題に直面

カーシェアリング 都市の公共施設不足の問題に直面。

タグ: カーシェアリング,都市の公共施設不足

発信時間: 2017-08-15 15:14:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

自転車シェアリングに続き、シェアリングエコノミーの新たな1つとしてカーシェアリングが北京、上海、広州、深センなどで勢いを見せている。しかし記者が調査したところ、ファッショナブルでかっこいいカーシェアリングを実用化させるには様々な障害を乗り越える必要があり、中でも都市の公共機関が追随できるかが最大の試練となっている。

まず1つ目の試練はナンバープレートである。深セン市宝港能源科技有限公司の呉波社長は、「深セン市に1万台前後を導入する予定だったが、深セン市交通委員会からそれほど多くのナンバーをもらうことができず、4000台に減らした。カーシェアリングの発展における困難は当初想像していたより多い。同社の『佰壹出行』プロジェクトは約900のナンバーを取得したが、計画の4000台にはまだ届かない」と明かした。

カーシェアリングの爆発的発展の兆しは現れ始めているが、どの企業もナンバープレート、充電ポール、駐車場などの関連施設不足の問題に直面し、企業は新たな試練に立たされている。

ナンバープレート面だけでなく、宝港能源は駐車場の問題にも直面している。レンタルという形で深セン市の各区に200台分の駐車スペースを設置する計画だったが、現時点で30台分しか確保できていないという。

そのほかに、エコ外出の理念、経済面を考慮し、時間制のレンタカーの90%以上が新エネルギー車である。しかし、新エネルギー車の普及において、充電ポールの設置が問題になっており、ほとんどの都市で解決策が見つかっていない。

深セン市政治協商会議委員で深セン職業技術学院准教授の王雪氏は、関係部門は軌道交通の終着駅、都市と農村の境界地域、立体交差橋の下、大型住宅地の近くで駐車場レンタルの優遇・減免を行い、駐車スペースの提供を促すべきだとの考えを示した。

交通運輸部科学研究院発展センターの李艶霞副研究員は、多くの公共施設が市場のニーズによりできたものだが、カーシェアリングに爆発的発展の兆しが表れており、政府部門はしっかりと備え、ナンバー、駐車場、充電ポールなどの公共資源の建設、設置、管理を強化すべきだとした。

王雪氏は、「北京、上海、深センなどの多くの都市は駐車場不足の問題に直面しているが、これはカーシェアリング登場後に出てきた問題ではない。企業自身も今ある資源を模索・利用し、各方面との協力を探る必要がある」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月15日

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