国際ロボット連盟(IFR)によると、中国の2016年の産業用ロボット販売台数は8万7000台だった。ドイツのニュースサイトが16日に伝えた。
IFRは9月に『2017年世界ロボット報告』を発表する。ドイツメディアはその一部内容を事前に公開した。報告によると、中国のロボット業界は未曾有の速度で発展し、世界のロボット業界をリードしている。2016年の中国の産業用ロボット販売台数は前年比27%増の8万7000台に達し、世界の3分の1弱を占めた。また、中国のロボットメーカーも国内シェアを拡大している。2018年から2020年までに、中国のロボット販売台数は年間平均15~20%の速度で増加する見通し。
IFRのジョー・ジェムマ会長は、中国が世界最大のロボット市場であることは、販売と生産に現れていると話した。
電気・電子業界は近年、中国の経済成長を後押ししている。2016年、同業界における産業用ロボット販売台数は3万台で、前年比75%増だった。うち3分の1が中国メーカーの製造で前年比120増加。IFRの報告は、中国の大型電子メーカーは自動化に巨額を投資しているため、この高い需要は今後も続くと予想している。
報告によると、中国は世界最大の消費者市場であり、各業界で自動化の競争が繰り広げられている。現在、中国の輸入産業用ロボットの多くが日本、韓国、欧州、北米のものである。「中国製造2025」戦略によると、中国は先進的なのハイテク生産基地になり、産業用ロボットの数は増え続ける見通し。
韓国の産業用ロボット使用密度は最も高く、従業員1万人あたり531台である。米国は176人、ドイツは301人。2020年までに、中国の産業用ロボットの使用率は従業員1万人あたり150台になる見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月17日