拡がる“顔認証” 本当に安全なのか

拡がる“顔認証” 本当に安全なのか。

タグ:指紋認証 顔スキャン

発信時間:2017-10-07 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 これに対しある技術者は、「実際の業務において、顔認証はその一環といえる。登録番号、パスワード保護、ビッグデータによるリスクマネジメントなど様々な手段と組み合わせることで初めて、スマホ・インターネット時代の安全性を向上させることができる」と述べる。


 情報安全技術の中で現在流行しているのは指紋認証、虹彩認証、顔認証など、生体的特徴を用いた認証技術だ。スマホ、金融、セキュリティ業界で大規模な応用が始まっている。プライバシーに最も隣接している顔画像データの安全性をどう保証するのかが議論の的となっている。「一目見るだけで決済完了」という利便性の裏にある安全性とは、一体どの程度のものなのか。新技術である顔認証が、新たな情報漏洩によって大きな被害をもたらすことはあるのだろうか。


 これについて、アップルの責任者は取材に対し、「Face IDはユーザーの顔データをバックアップしたり送信したりすることはない。サードパーティーに送ることもない。これらのデータが端末から離れることは永遠にない」と述べる。


 同時にアップルは、顔認証によるロック解除は、視線を検知して本人が画面を見つめているかどうかを判断し、その後ニューラルネットワーク機器の学習能力を利用することで、適切な処理を行うと同時に詐欺行為を防ぐとしている。つまり、もし写真を使ってロック解除を試みようとしたり、ユーザーが画面を見ていない場合は、ロック解除できないのだ。


 指紋認証と異なり、複雑に変化する顔の認証は難易度が高い。そのため、髭ばかりだったのを全て剃ったりなど、ユーザーの顔の一部分が変化した場合、Face IDはパスワードの再入力を要求すると共に、新しい顔認証を学習して更新する必要がある。しかし、もし顔の特徴が似ていない人がパスワードを入れた場合、Face IDは自動学習ができなくなる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月7日

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