もはや海外で爆買いをしない中国人観光客 10月連休はロシアが一番人気

もはや海外で爆買いをしない中国人観光客 10月連休はロシアが一番人気。

タグ:海外,中国人観光客,ロシア

発信時間:2017-10-11 11:09:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 

 

 国慶節と中秋節が重なった今回の連休は、海外旅行客数が安定的に推移した。海外での消費はますます理性的になり、もはや爆買い旅行ブームは去った。この連休期間で最も中国人観光客が多かった海外の国と都市は、それぞれロシアとモスクワだった。

 今回、祭日が重なったことで最長8日間の「スーパー連休」となった。中国国家旅游局は10月9日夜、「2017年国慶中秋休暇の観光市場状況総括」を発表した。それによると、今回の連休における観光消費の最大の特徴は「海外旅行客数は安定的に推移。長距離、体験重視の個人旅行」である。


 同総括では以下のように記されている。


 海外旅行市場は基本的に安定推移している。団体客の割合は引き続き減少し、その分個人旅行客が増加している。短距離旅行の割合が減り、長距離旅行の割合が増えている。一部の旅行客は有給休暇と組み合わせて旅行に出かけている。爆買いに熱中する海外旅行客はますます減少し、それに代わって深い体験を追求するようになっている。

 国家旅游局の海外団体旅行システムやインターネットのビッグデータによると、この連休期間に海外旅行をした人の数はのべ600万人超で、うち団体旅行客が64万1900人。300近い都市から、88の国と地域の1155都市へ旅行している。国別ランキングでみると、上位からロシア、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアとなる。都市ランキングでみると、上位からモスクワ、サンクトペテルブルク、バンコク、パタヤ、シンガポールとなる。調査によると、一部の旅行客は有給休暇と組み合わせることで長期旅行をしており、長距離旅行者を増やす要因となっている。中国人の海外消費はますます理性的になり、海外旅行時に爆買いする人が減少してきている。フランスの公的なデータによると、同国を訪れる中国人観光客のうち、従来型の団体旅行客は徐々に減少している一方、個人旅行者が急増し、43%に達したという。旅行者は個性的な旅行体験を求めるようになっており、フランスの歴史文化を深く知りたいと考えている。短期の「村周遊」や「博物館ツアー」など個人旅行用商品が人気となっている。旅行スタイルの変化は、アメリカで特に顕著だ。大学ツアーやバスケットボール観戦、コンサート鑑賞などが人気を集めている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月11日

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