イギリスのロイター通信の10月17日の報道によると、日産の国内工場で資格を持たない従業員が車両の点検を行っていたことが問題になったが、先週も日産の工場で資格を持たない従業員が車両点検を行っていたことが関係筋の話でわかった。
過去3年間、無資格者が自動車の完成点検を行っていたとして、日産は国内で120万台をリコールした。匿名の情報によると、最近の内部調査で、傘下の日産車体湘南工場で無資格者による車両点検は10月11日まで続いていたことがわかった。
日本メディアは、日産の工場の今回の問題は約3800台の自動車に影響すると報道。しかし、同社はリコールを発表していない。工場の安全基準は十分厳格なものだと見ており、広報担当者もコメントを発表していない。
日産の西川広人社長は10月2日の記者会見で、9月20日以降、車両点検は資格を持つ者だけが行っていると話した。国土交通省が日産の工場を調査したところ、車両点検書類の署名を無資格者が点検員の代わりにしていたことがわかった。国土交通省は、日産に今月末までに再発防止の報告書を提出するよう求めた。
報道の後、日産の株価は1%、日産車体は1.2%下落し、東京株式市場は全体的に小幅下落となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月20日