10月中旬、京東の高級品倉庫(Toplife)が運営を開始した。劉強東氏は、「倉庫、包装、顧客サービス、アフターサービスを全てグレードアップし、実店舗より優れたサービスを提供する」と話した。Toplifeは京東が全額出資で開発し、ブランドの公式フラッグシップショップの形で各大手高級ブランドをつなげるという。
京東のサイトで運営し、単独のアプリでブランド品を中心に販売し、実店舗のおすすめ商品の紹介や販売も行う。
この倉庫は上海市嘉定区にあり、世界初の高級品倉庫となる。京東はトップクラスのデザイン、インフラ、関連サービスを合わせ、消費者に高級品EC分野で最も優れたサービスを提供。
倉庫内の商品を細分化するため、京東物流は倉庫に恒温区と恒湿区を設置し、室内温度を15~25度に、湿度を55~75%に維持。また、最上級の防塵設備で室内のほこりと静電気の発生を防ぎ、内壁に特殊な強化ガラスを使用し、火災を防ぐ。
さらに、パスワードロック、指紋識別、顔識別、24時間体制の監視、赤外線スキャンエリア、110番通報などの「博物館」並みのセキュリティ措置をとり、権限のある職員だけがエリア内で操作できるようにする。
倉庫内には最高級品を保管する「金庫」もあり、鉄筋コンクリートの壁と銀行専用の防犯扉を使用し、万全のセキュリティ対策をとる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月25日