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japanese.china.org.cn |17. 11. 2017

古写真で見る40年前の衰退したニューヨーク

タグ: ニューヨーク 死亡率


 写真家のエドワード・グランダ氏は1970、80年代のニューヨークのロウアー・イースト・サイドの衰退した様子を撮った写真を公開し、多くの人を驚かせた。


 現在のニューヨークは世界中の人が憧れる大都市になり、数百万人が生活し、ランドマークには毎年多くの観光客が訪れる。しかし1970、80年代、ニューヨークの一部は廃墟になり、多くの人が地方に逃げた。麻薬が横行し、街中には浮浪者が多く、死亡率が国内で最も高い都市の1つでもあった。ニューヨークの社会問題は1975年にピークに達し、全国的に不景気になり、国営機関と家庭が郊外に逃げた。政府の税収も大幅に減少し、政府機関の運営崩壊につながった。


 当時のエイブラハム・ビーム市長は財政破綻を宣言せざるを得ない状況だったが、連邦ローンと債務再編計画のおかげで破綻を逃れることができた。警察と国境警備部門の職員は深刻な影響を受け、政府は公共サービスの削減を余儀なくされた。それにより、犯罪率が上昇し、地下鉄は危険区域となった。コカインが街中に氾濫し、売春が横行し、タイムズスクエアは性産業スポットになった。


 幸い、ウォールストリートが政府に収入をもたらしたため、ニューヨークは1980年代に徐々に再生していき、1993年にルドルフ・ジュリアーニ氏が市長になると市の本格的な再生が始まった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月17日

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