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japanese.china.org.cn |02. 12. 2017

山道から高速鉄道へ 「蜀道難」が過去のことに

タグ: 高速鉄道 発展

  「蜀道の難きは青天に上るよりも難し」。1200年前、唐朝詩人の李白は高く険しい秦巴大山で、『蜀道難』を記した。しかし、中国最初の秦嶺を抜ける西成高速鉄道がまもなく開通し、「蜀道難」は過去のことになる。秦嶺の道は険しいことで有名で、史料の記載によると、昔、陝西と四川の2大地区をつなぐの道は秦巴山の中を通る子午、儻駱、褒斜、金牛など7本だけだった。秦漢時代の山道から2007年9月の西安・成都間高速道路の全線開通までに2000年以上かかったが、高速道路から高速鉄道の開通までは10年しかかかっていない。蜀道の進化は奇跡を作り出している。西成高速鉄道陝西支社西成指揮部の趙定江副指揮長によると、西成高速鉄道秦嶺区間は全長135キロ、うちトンネルは127キロ。途中の陝西区間は343.6キロで、橋とトンネルの長さは93%を占める321キロに達する。この鉄道はトンネルの掘削と大橋の建設を行った世界でも珍しい道路である。西成高速鉄道は全長643キロ、設計時速250キロで、開通後は成都・西安間の移動時間は約16時間から3時間に短縮される。中でも秦巴山の奥地の陝西省漢中市から西安市までは4時間から1時間に、成都までは6時間から2時間に短縮される。正午に西安で羊肉泡糢を食べ、夕方に成都の街を歩くことが可能になる。昔、「蜀道難」は秦巴地区の経済成長と庶民の富裕化を妨げていたが、現在は西成高速鉄道が地域をつなぎ、多くの貧困地区を高速鉄道時代に進め、新しい発展のチャンスをもたらしている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月2日

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