12月5日にオープンしたスターバックスコーヒー上海烘焙工坊では、淘宝網のアプリのコード読み取り機能を使い、スターバックスコーヒーの焙煎、生産、煮出しの工程を見ることができる。また、AR技術を通して2万平方メートルの工房の中も体験できる。
スターバックスコーヒーは、ARという新しいコミュニケーションスタイルを通し、若者にコーヒー文化を体験してもらいたいとした。
アリババによると、このARプランはアリババ人工知能実験室がスターバックスコーヒーと共同開発したもの。実験室の責任者の浅雪氏は、「これはアリババ最新の大型シーンにおけるAR識別技術であり、世界初の大規模な商用化」と話す。
このARプランは将来的にスターバックスコーヒーの全国約3000店舗に導入され、海外にも輸出されるという。
新技術を用いた新型の消費スタイルは若者を「誘惑」する有効的な手段の1つである。スターバックスコーヒーは中国でコーヒーを販売するだけでなく、アリババのAR技術を通してコーヒー文化を紹介し、若者を惹きつけている。
スターバックスコーヒーとアリババのスマートショップでは、コーヒーの保存、輸送、コーヒーメーカーを陳列し、高さ2メートル・重さ4トンのコーヒー豆保存用の銅缶を展示し、コーヒー市場、倉庫、博物館の複数の役割を兼ね備えている。
これはアリババ人工知能実験室の天猫精霊に続く、商用化を実現した技術突破である。浅雪氏は、「私たちは良い技術を開発する。そのためには優れた実施場所と商品が必要」と話した。
スターバックスコーヒーは、今後もアリババと密接な提携を続け、このAR技術を店内販売やマーケティングなどに導入し、店舗消費グレードアップに向けた新技術の共同開発を進めていくと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月6日