米メディアは、世界の自動車メーカーは電気自動車に未来を掛け始めているとした上で、最も影響力のある人物の話として「EVの未来は中国にある」と指摘した。
米紙「ニューヨークタイムズ」ウェブサイトは12月6日、「フォードが12月5日、2025年までに中国で15車種のEVおよびプラグインハイブリッド車を販売することを発表した」と報じた。フォードで長期にわたってCEOを務めるウィリアム・クレイ・フォード・ジュニア氏が上海で記者会見をした際、この計画の理由を非常に率直な言葉で述べている。
同氏は、「EVの発展方向を考えた際、中国が世界をリードすることは極めて明確なことだ」と述べた。EVの今後を率直に表現したものである。
そう考えるのはフォードだけではない。この数か月、GM、フォルクスワーゲン、ダイムラーなど各自動車メーカーが中国のEV市場に賭け金を積み始めている。
今のところ、EVをリードしているのは中国だ。中国政府は同国製造業の技術水準を上げ、中国の環境を改善したいと考えている。
中国の国内自動車メーカーはEV生産のために大規模な投資を始めている。同時に、中国政府は自動車メーカーに対し、かなりの数のEVやプラグインハイブリッド車の販売を命じ始めている。実行しなければ、ガソリン車を中国市場で販売する権利を失いかねない。中国は現在、世界最大の自動車市場である。