「当時は世が千々に乱れていたが、来世は美しい時代になるとよい」という言葉がインターネットで転載された。これはある漫画に登場した言葉で、1937年と2017年から来た少女が時空を超えて向かい合う絵が描かれている。1人は戦火が飛び交う中、もう1人は平和な時代にいる。この絵の作者である朱彦さんは、「昨年12月に描いたものだが、今年になってあるネットユーザーが2016を2017に書き換えた。歴史を忘れてもらいたくないと思ってこの絵を描いたが、ネットユーザーにここまで注目されるとは思っていなかった。自分たちの思いがネットユーザーに伝わったということ」と話す。
心温まるイラストがネットで話題に
南京大虐殺犠牲者の国家追悼日である12月13日、多くの人がミニブログやSNSに画像を投稿した。イラストには1937年と2017年から来た少女が時空を超えて向かい合い、互いの手をつかもうとする様子が描かれている。1937年から来た少女は全身が灰まみれで、薄着で裸足、その周りは煙塵と戦争で荒れた様子となっている。2017年から来た少女は暖かそうな綿入りの服を着ており、背景は近代的な高層ビルと綺麗な通りが描かれている。2人の間には「当時は世が千々に乱れていたが、来世は美しい時代になるとよい」という文字がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月14日