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japanese.china.org.cn |28. 12. 2017

Y-10輸送機が引っ越し 深夜に上海市内を移動

タグ: 中国最初の大型機Y-10輸送機



12月25日深夜、昼間は賑やかな上海市中心部が「眠り」に入った頃、ある「老上海」が30年以上生活した家を出て深夜の街を抜け、新居に移った。これは中国最初の大型機Y-10輸送機である。


同機は中国が自主開発した最初の大型機だが、プロジェクトを終える前に中止された。上海大場空港に30年以上停まっていた国産幹線旅客機の傑作であるY-10は車に乗せられて上海を大移動し、新居となる浦東空港の南側にある中国商飛製造基地に移った。


Y-10は中国が自主開発した最初の幹線旅客機で、1970年代にプロジェクトが立ち上がり、1980年に初飛行した。ジェット式エンジンを4基搭載し、収容人数は150人前後、航続距離は最大8000キロに達し、設計性能はボーイング707旅客機に相当する。しかし、国家発展戦略、技術レベル、資金などの複数の要因により、Y-10は飛行テスト用として1機しか製造されなかった。80年代中頃に飛行を停止してから、同機は誕生の地である上海大場空港(中国商飛製造基地)に停まり、「永遠に諦めない」象徴として中国民間機製造業の発展を応援してきた。


工場の区画整備により、中国商飛は陸路でY-10を浦東工場に移し、引き続き展示することを決めた。輸送前、飛行機は機体、機翼、尾翼などの大きなパーツに分けられ、大型トレーラーに固定された。目的地に着くと、これらのパーツは元どおりに組み立てられる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月28日

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